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  • ソーシャルフィード

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  • 私たちについて

    全国で、そして仙台でも、悲しいことに赤ちゃんの虐待や遺棄致死事件があとを絶ちません。その背景には、若年妊娠、貧困、DV、性犯罪被害などの問題が隠れています。

     

    行政による特定妊婦の支援は進んできましたが、どうしても行政とつながらない、つながりたくない妊婦さんがいます。そのような、セーフティネットからこぼれ落ちてしまう女性と赤ちゃんを、なんとかして見つけ出し、救う方法はないでしょうか。

     

    誰かひとりや、ひとつのNPO、医療機関だけで解決できる問題ではありません。いろいろな立場の人が集まって、話し合い、具体的な方法を模索していく会が必要なのでは・・そう思い、我々は定期的に勉強会を開催しています。

  • 東田 美香(ひがしだ みか)

    発起人

    私は今、子ども虐待防止の活動、生活困窮家庭の子どもの学習支援ボランティアなどをおこないながら、仙台市に養子縁組里親登録をしています。結婚が遅かったため、実子はいません。

    私は、高校生の時から、血のつながらない子どもを育てることが夢でした。東京での大学時代は、児童養護施設でボランティアを行い、その時学習担当をしていた子とは、ずっと友達でいます。

     

    結婚を機に里親登録をしましたが、研修を受けるまでは、乳児院や養護施設に沢山子どもがいるのだから、登録すればすぐにお子さんが委託されると思っていました。しかし、現実は違いました。短期入所のお子さんは別として、赤ちゃんの時から18歳まで施設で暮らすお子さんもいるのに、生みの親が「施設はいいけれど、里親にはやりたくない」ということで、里親委託の同意が得られないというケースが多い、ということを知りました。

     

    「日本人は血のつながりを重視するので、里親や養子縁組制度が進まない」という人もいます。しかし、現在、行政や民間あっせん団体に登録している里親の数は、委託されるお子さんの数の約10倍です。これは何を物語っているのでしょうか。

     

    私は、この「赤ちゃんポストと子どものいのちを考える会@sendai」で、予期せぬ妊娠をした女性と赤ちゃんに適切な支援をするために、わたしたち一人一人が何をすればいいのか考える勉強会を行い、赤ちゃんが捨てられたり殺されたりすることをなくしていきたいと思っています。そして、予期せぬ妊娠をした女性に適切な支援をおこなう民間団体を設立し、将来的には、生んでも育てられないのであれば、赤ちゃんを養親さんに託すという特別養子縁組あっせん団体になることを予定しています。赤ちゃんを産んだ女性、赤ちゃん、養親さん、みんなが幸せに生きていける社会を作っていきます。

    赤ちゃんポストと子どものいのちを考える会メンバー

    私たち「赤ちゃんポストと子どものいのちを考える会@sendai」には、周産期のスペシャリストである助産師をはじめとして、弁護士、社会福祉士、保育士、養育里親、保護司、キャリアカウンセラー、社会的養育の研究者、養子当事者、学生など、さまざまな職種のメンバーが集まっています。

     

    性別・年齢を問わず「小さないのちを救うために何ができるか」を、それぞれの立場から考え、問いかけていきます。

     

  • 第6回
    2020年3月15日
    ご来場ありがとうございました!

    第6回となる今回は、予期せぬ妊娠をし、誰にも相談することができないうちに中絶できる週数を超えてしまった高校生と、それを知った図書館司書との心の旅を描いた短編映画、「まだ見ぬ あなたに」の上映とグループディスカッションを行い、参加者全員で社会的養育について考えます。

     

    また、宮城県で活躍する各専門家の方々から、宮城県における若年妊娠の現状についてもご報告頂く予定です。我々の住むこの宮城で何が起きているのか、私たちには何が出来るのか、参加者みんなで考えましょう。

     

    ご関心のある方ならどなたでもご参加できます。入場無料です。

    参加する
  • 仙台市市民活動サポートセンター

    アクセス

    ・JR仙台駅西口から徒歩約15分(約1.1km)
    ・地下鉄南北線「広瀬通駅」西5番出口すぐ
    ・地下鉄東西線「青葉通一番町駅」北1番出口徒歩約6分(約450m)
    ・市営バス「商工会議所前」徒歩3分

     

    サポートセンターには、駐車場・駐輪場はございません。 ご来館には公共交通機関をご利用ください。

  • BLOG

    私たちの活動報告やお知らせなどを載せていきます。

    赤ポス、この夏NPOへ!
    June 15, 2020 · お知らせ
    赤ちゃんポストと子どものいのちを考える会@sendaiは、この夏、「特定非営利活動法人キミノトナリ」というNPOに生まれ変わります! 思いがけない妊娠をして困っている女の子たちの相談窓口「にん...
    続きを読む...
    赤ポス新聞、発行始めました!
    January 27, 2020
    記事内容は、前回のブログでご紹介した、全国養子縁組団体協議会準会員になったというご報告や、スタッフ紹介、ご寄付のお願い、次回赤ポス会のご案内など。 そして、一番重要なお知らせは、赤ポス会NPO法...
    続きを読む...
    全国養子縁組団体協議会の準会員として承認されました!
    November 26, 2019 · ご報告
    この度、「赤ちゃんポストと子どものいのちを考える会@sendai」は、一般社団法人全国養子縁組団体協議会に承認いただき、準会員となりました。 全国養子縁組団体協議会とは、養子縁組団体がおこな...
    続きを読む...
  • これまでの活動

    第1回目 2019年4月14日・24日

    1、ドキュメンタリー番組視聴
    『NNNドキュメント ゆりかごから届く声』(著作・制作 熊本県民テレビ)
    2、赤ちゃんポストの概要・現状説明

    3、赤ちゃんポストについてのディスカッション

    参加者の声(一部抜粋)

    ・「赤ちゃんポスト」は名前しか聞いたことがなく、きちんと知りたいと思い参加しました。初めて聞くことが多く、新鮮でした。「赤ちゃんポスト」か「内密出産」かという二者択一ではなく、選択肢を多くし、横の連携を生かしていけるといいのかなと思いました。
    ・「こどものいのちはこどものもの」であり、社会に生きる大人一人一人がこどもたちの命を守る必要があると、強く思います。悲しいニュースに悲しいと思うだけじゃない、一歩を踏み出したいと参加しました。

     

    第2回目 2019年6月9日

    1、矢満田篤二さんご講演

    2、質疑応答・ディスカッション

     

    参加者の声(一部抜粋)

    ・こどもへの虐待問題に取り組む中で、本日の会で得られた情報や当事者の方々の声は、根本的な解決へ向けて必要な考え方が沢山ありました。もっと視野を広く持ちつつ、直面する問題に向き合っていこうと思います。

    ・矢満田さんのお話をずっと聞きたかったのですが、なかなか情報がなく、今回、貴重なお話を聞く機会を無料でいただけて本当にありがたかったです。

    ・発起人の活動を聞いて、子どもの命を守るには大人の私たちが動くことが急務だと改めて感じました。そして、命を守るだけではなく、より幸せな未来へつなげていく責任が大人にはあるのだと。その責任は、全ての大人にあると思いました。一人一人ができることを行動に移していく必要も感じました。

    ・恥ずかしながら、乳児院や慈恵病院という言葉を初めて知りました。これを機に、社会問題について考える機会を増やそうと思います。友人にも知らせたいです。

     

    第3回目 2019年8月11日

    1、奥田幸世さんご講演

    2、質疑応答・ディスカッション

     

    参加者の声(一部抜粋)

    ・自分と同年代の中高生からの妊娠相談が予想よりも多く、驚いた。スマホの画面をずっとながめていても得られない情報を知る貴重な機会だったと思う。

    ・実親の話が聞ける機会はあまりないので、大変勉強になりました。

    ・保育士ですが、最近、仙台での子殺しがとても多く、どうしたら減るのだろうと考えていました。行政がもっと本気で取り組むべきだと思います。

    ・辛い経験をお話して下さってありがとうございます。同じ思いをされている方々の支援をされているとは、お気持ちを切り替えていくことは大変だったと思いますが、たくましい底力を感じました。すばらしいです。

    ・妊娠してしまったが、種々な理由で自分では育てられない人、子どもが欲しいけれど妊娠ができない夫婦、そして、産まれてきた子にとって、特別養子縁組は一番いい方法だと思う。この会に出て改めて、社会で公に進められたら・・と思いました。

     

    第4回目 2019年11月4日

    1、パネリスト自己紹介

    2、パネルディスカッション

     

    参加者の声(一部抜粋)

    ・特別養子縁組の制度について詳しく知りたかったのと、養子の方がどう育てられたのか気になり、参加しました。実際に養子の立場からのお話を聞けて、特に気になっていた真実告知のことを知ることができてよかったです。生みの親に会ってみたいものなのかな、と思っていたので、「特別養子縁組は他人になるもの。再会するものじゃない」という言葉が印象的でした。
    ・特別養子の養子側の話というのはなかなか聞けないので、興味深かった。必ずしも幸福なことばかりではないというのは、実子、養子とで区別はないんだな、と思った。家族の問題は家族の数だけあるな、と感じた。
    ・幸せに育った方、そうでなかった方、それぞれの立場の意見が聞けて、実情が垣間見えた気がしました。「家族」「血のつながり」という言葉は、重いようで、実は「そうありたい」という希望でしかなくて、あってもなくても築けるものなのかもしれないと感じました。人権の尊重という思いが一人一人にあれば、もっと生きやすい世の中になるとも思いました。

    第5回目 2020年1月23日

    中島かおり様 ご講演
    「特定妊婦への支援」
    “にんしん”にまつわるどんなSOSにも寄り添いたい
    〜誰にも言えない 妊娠葛藤相談の現場から〜

     

    参加者の声(一部抜粋)

    ・僕は20代で、近く結婚します。子どもを作るのはまだ先になりそうですが、考えることも多くなったので参加させて頂きました。相手(相談者)のことを考えるというところで、人と人とのコミュニケーション、環境作りにおいて何が大切かということを再認識できました。

    ・若年層からの妊娠、避妊に関する相談が多いというお話を聴き、性教育が重要であると思いました。正しい知識を身につけることで、妊娠に関するSOSを減らせるのではないかと思いました。

    ・4月から保育士として働きます。こういうことは知っておく必要があると感じたので、支援の実態について知りたいと思い、参加しました。「妊娠かも・・・」と思う女性の悩みの深刻さに驚きを感じましたし、検査の費用の高さに驚きました!!「胎児期からの支援」の重要さを強く感じました。

    第6回目 2020年3月15日

    1、映画「まだ見ぬ あなたに」視聴

    2、グループディスカッション

    参加者の声(一部抜粋)

    ・現在の家族制度に限界を感じていて、新しい形を模索したいと思い参加した。(20代女性・大学生)

    ・学生さんや他の専門職の方とお話ができ、様々な価値観に触れることができ勉強になりました。(40代女性・保健師)

    ・母子支援、女性支援に興味があり、参加した。支援すること、寄り添うこととは何かを深く考えていかなければ、当事者のためにならないと思った。(20代男性・大学院生)

    ・「赤ちゃんポスト」は、赤ちゃんを棄てる所ということで、正直イメージが悪かった。しかし、実際に捨て子や虐待死などが少なくなく、またDVの問題もあり、近くに赤ちゃんポストがあったら助けられたはずだと思い、もっと勉強したくなり参加した。(50代男性)

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  • 今後について

    私たち赤ちゃんポストと子どものいのちを考える会@sendaiは、東北初の特別養子縁組あっせん団体の設立を目指しています。その為には勉強会を定期的に開催しつつ

    ・予期せぬ妊娠をして困っている女性が気軽に相談出来る支援団体になる
    ・予期せぬ妊娠を防ぐための、市民活動としての性教育の促進
    ・居場所がなく夜の街に出る女の子たちが性的搾取されることを防ぐ為の夜回りや居場所提供
    ・里親制度、特別養子縁組制度の普及・啓発活動
    などの活動をするNPO団体を設立予定です。

    そして今後のNPO化に向けて、仲間を必要としています。
    医療、福祉などの専門家の方はもちろん、一般の市民のみなさまも大歓迎です!

    詳しくお話を聞いてみたい!という方は下記からご連絡くださいませ。

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